Oh my 人生 (Oh my life)

小森悠矢の生活と人生ともろもろ。Life, daily experience and everything of Yuya Komori.

ベジョータの重圧

ベジョータ、ベジョータ、ベジョータ

スペインに来て以来、

私の頭から離れない言葉です。

それは、

アートプロジェクトで知り合ったスペイン人のアドバイスのせいです。

出発前に飲んだ時もたくさんアドバイスをくれましたが、ベジョータの話はかれこれ5回は聞いたと思います。

スペインに行ったら、絶対食うんだぞ!

他でお金をセーブしてでも、ここに使え!!

世界が変わるぞ!!

ベジョータとは生ハムの種類のこと。

生ハムには3ランクあって、下から。

⚫︎ハモン

単なる生ハム。

⚫︎ハモン イベリコ

イベリコ豚の生ハム。高級品種です。

⚫︎ハモン イベリコ ベジョータ

天然どんぐり(ベジョータ)だけを食べて育った、

イベリコ豚の最高級生ハム。

単語が3つ続くと、必殺技でもスタバのメニューでも上等なものになりますが、これもその類です。

日本でいう「松坂牛のなんとかなんとか」を想像してもらえれば凄さが伝わると思います。

しかも、ベジョータって、ベジータみたいで強そうだし(笑

ここまでお勧めされたらベジョータを食べないと日本に帰れない。変なところで真面目なんです、私。

そんなわけでスペインに来て以来、頭の中はずっとベジョータです。

ウルグル山に登ったときも、ベジョータ。

美味しい赤ワインを飲んでも、ベジョータ。

サンタマリア教会に行っても、ベジョータ。

明日から1ヶ月かけてサンティアゴ巡礼の道を歩くわけですが、

このままいくと歩きながら念仏百万遍のごとくずっとベジョータです。

巡礼路で成仏したらシャレオツですが、

目的と違うので却下。

巡礼路に入る前に、ベジョータの呪縛を解き放つことにしました。

あと、私はお金を貯めるのが苦手なので、

お金があるうちに高級食品のベジョータを体験しておきたいというのもありました。

というわけで、サンセバスチャンのローカル肉屋さんに突撃!

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オラ!

という挨拶の後、前置きなしに

ハモンイベリコベジョータ!

さあ、いったいいくらするんだ??

ポケットには200ユーロはある。どんとこい!きっと足りるよね?でも、スペイン最高峰ってことはロイヤルファミリーとかが嗜んでるアレですか?大丈夫かな??

それにしも肉屋のおばちゃん驚いただろうな。小汚いアジア人からいきなりベジョータって言葉を聞いたんだもんな。ハモンかサラミあたりを予想して余裕かましてたところのベジョータだもんね。ムスカがシータとパズーのバルスを聞いた時に匹敵する驚きだろうな。

おばちゃんが差し出したのは銀色の真空パックに入った肉でした。

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これがサイヤ人きってのエリートと呼び声高いベジータか!?

む、む。値段に目を疑いました。

5.5ユーロ

極めてリーズナブル!

コインでお支払い可能ですか!

小学生の小遣いで手が届きますけど!

あまりの動揺に、グラシアスと言い残して、早々に店を後にしました。

相棒となるパンとチーズも調達して、

広場でブランチです。

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味は、、、まあ、うまいです。

トロみたいに口の中で溶けていきますが、

私の世界は変わっていないようです。

そりゃ期待値高すぎましたからね。

スペイン人の友達には美味しかったとLineしておきます。

ベジョータの重圧からなくなり、

身軽になったところで明日から巡礼スタートです。